「介護サービス情報公表システム」(kaigokensaku.mhlw.go.jp)は、介護保険法第115条の35〜44などにもとづき、都道府県が運営する介護サービスの情報公表制度を、厚生労働省がインターネットシステムとして提供しているものです。全国の介護サービス事業所(訪問介護を含む)の情報を、誰でも無料で検索・閲覧できます。
この制度は平成18年4月から始まったもので、趣旨は「利用者が介護サービスや事業所・施設を比較・検討し、自分に合ったところを選べるように、都道府県が情報を提供する」ことにあります。訪問介護をはじめとする居宅サービスの事業所は、法令にもとづき都道府県へ自らのサービス情報を報告する義務があり、その報告内容が都道府県による審査を経てこのシステムに公開される、という仕組みです。
在宅で訪問介護を検討し始めたとき、まず耳にするのは地域の評判や、ケアマネジャーからの紹介かもしれません。ですが「そもそもどんな事業所が近くにあるのか」「どんな体制で運営されているのか」を、行政の制度に基づいた客観的な情報源から確認したい、という場面もあるはずです。介護サービス情報公表システムは、まさにそのために作られた公的な窓口です。
なお、システムのトップページは都道府県ごとにページが分かれている構造になっています。利用者は、自分が住んでいる(または介護を受ける本人が住んでいる)都道府県を選んでアクセスする流れになるため、まずは「どの都道府県のサイトを見ればよいか」を意識しておくとスムーズです。次章以降で、実際にどう使うか、何が確認できるかを順に見ていきます。
事業者側が公表内容をどう整備・発信するかは、訪問介護のサービス品質を伝える情報整理(事業者向け)で解説しています。

