重度の肢体不自由や難病、重い認知機能の低下などがあり、日常生活の多くの場面で支援を必要とする方が在宅で暮らし続けるためには、複数の公的制度を組み合わせて支援体制をつくることになります。しかし、「訪問介護(介護保険)」「重度訪問介護(障害福祉サービス)」「介護予防・日常生活支援総合事業の訪問型サービス」は、名前が似ていても根拠となる法律・対象者・利用できる年齢・サービス内容が異なる別々の制度です。この違いを最初に押さえておかないと、「使えるはずの支援を見落とす」「窓口を間違えて手続きが遅れる」といったことが起こりやすくなります。
この記事では、重い障害や難病がある方・そのご家族が在宅支援を検討する際に、まずどの制度が対象になりうるのかを仕分けし、次に医療的ケアや身体介護・生活援助の範囲について何を確認すべきか、そして実際に事業所探しやケアマネジャー・相談支援専門員への相談でどんな質問をすればよいかを、一次情報に基づいて整理します。
あらかじめお伝えしておきたいのは、この記事は制度の全体像と「確認の仕方」を示すものであり、個々の事業所が対応可能かどうか、費用がいくらになるかといった個別の判断はできないという点です。最終的な可否は、お住まいの市区町村、担当のケアマネジャーまたは相談支援専門員、そして実際に依頼を検討する事業所への確認が欠かせません。読み進めながら、「自分たちの場合はどの窓口に、何を聞けばよいか」を一緒に整理していきましょう。

