車椅子を使いながら自宅で暮らしを続ける場合、訪問介護(ホームヘルパーによる身体介護・生活援助)だけでなく、車椅子のレンタル(福祉用具貸与)、手すりの設置などの住宅改修、通院時の送迎を伴う「通院等乗降介助」など、複数の制度が組み合わさって生活を支えることになります。
この記事は、在宅で車椅子を使う本人・ご家族が「訪問介護で何を頼めるのか」「関連する制度にはどんなものがあるか」「事業所探しやケアマネジャーへの相談で何を確認すればよいか」を整理するためのガイドです。介護保険の訪問介護を中心に、関わりの深い福祉用具・住宅改修・移動支援の制度を合わせて紹介します。
使える制度は、要介護度(要支援1・2、要介護1〜5)や、障害福祉の制度(重度訪問介護など)の対象になるかどうかによって変わります。とくに要支援の方が使う「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」の訪問型サービスは、内容や基準が市区町村ごとに異なるため、この記事だけで判断せず、担当のケアマネジャーや地域包括支援センター、市区町村の窓口に必ず確認してください。
なお、この記事は在宅での訪問介護の利用を前提にした内容です。老人ホームなど施設への入居を検討する場合の選び方や、訪問介護の仕事・求人に関する情報は扱っていません。施設入居を検討している場合は介護しせつさーち、介護の仕事を探している場合は介護おしごとさーちなど、目的に合ったサイト・窓口をご利用ください。
車椅子生活といっても、脳血管疾患による片麻痺、脊髄損傷による対麻痺・四肢麻痺、進行性の神経疾患、加齢に伴う筋力低下など、原因も身体状況も一人ひとり異なります。この記事では、車椅子を使う方に共通して関わりやすい制度・確認ポイントを中心に扱い、疾患ごとの個別の医療的判断には立ち入りません。医療的な判断が必要な事項は、必ず主治医・訪問看護師等の医療職に確認してください。

